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「考え方×熱意×能力」
~人生や仕事の成果を高める秘訣~
京セラの創業者・稲盛和夫さんが提唱した有名な考え方
「考え方×熱意×能力」について考えたいと思います。
仕事や人生で成果を出すうえで、非常に大切だとされるこの3つの要素。
なぜ掛け算なのか? どう役立てればいいのか? まとめてみました。
■ 「考え方×熱意×能力」とは?
◇ 1. 考え方
物事をどう捉え、どう判断し、行動に移すかという姿勢のことです。
前向きにできる方法を考える人は、結果を伸ばしやすい一方、ネガティブにできない理由を探す人は、成果に悪影響が出やすいと思います。
たとえ能力が高くても、考え方がマイナスだと、周りへの波及効果も含めて、結果が下がってしまうこともあります。
◇ 2. 熱意
どれだけ強い気持ちをもって目標や課題に取り組めるか。
困難があっても投げ出さず、粘り強く挑み続けようとする情熱があるか。
高い熱意は周囲にも良い影響を与え、一緒に働く仲間のやる気も引き出します。
◇ 3. 能力
仕事や課題を進めるためのスキルや知識、経験です。
いくら熱意があっても、まったく能力が伴わなければ成果は出にくいと思います。
逆に考え方と熱意があれば、能力が足りなくても「成長しよう」とする意志で、大きく伸ばすことができるでしょう。
■ なぜ「掛け算」なのか?
3つを足すのではなく、掛け算にしている理由は「相乗効果」と「負の効果」がはっきり出るからです。
プラスの考え方をもつ人は
熱意や能力がさらに高まり、成果につながりやすい。
マイナスの考え方が入ると
他の要素がどれだけ高くても、結果が大きく下がってしまう。
たとえば「考え方」が-1で「熱意」が5「能力」が5だった場合
-1×5×5=-25
となり、むしろマイナスの影響を及ぼすというわけです。
これを「足し算」で考えると、考え方のマイナスが埋もれてしまうかもしれませんが、掛け算だと一目瞭然です。
■ 「考え方×熱意×能力」を活かすためのヒント
1. 考え方をポジティブに保つ
何かうまくいかないことが起きたら「ダメだ」と思い込む前に「次にどう活かすか?」を考えてみる。
失敗から学ぶという姿勢をもつと、考え方がプラスに変わりやすくなります。
2. 熱意は行動で示す
「やる気がある」「モチベーションが高い」と口にするだけでは不十分。
小さなことでも「まず試してみる」「積極的に動くという行動が大事です。
実践を重ねることで、周囲にも熱意が伝わりやすくなります。
3. 能力を伸ばし続ける
新しい知識やスキルを身につける機会があれば、積極的に参加する。
仕事で得た経験を振り返り、次に活かすことで能力はどんどん高まります。
「学び続ける姿勢」が、さらに「考え方」を前向きにし「熱意」にもつながっていきます。
「考え方×熱意×能力」という掛け算の式は、一見シンプルですが非常に奥が深いです。
考え方が前向きであれば、熱意も能力もどんどんプラスに働きます。
熱意が高ければ、考え方や能力も伸ばしやすくなります。
能力が上がれば、自信も高まって、さらに前向きになれます。
この3つは互いに影響しあい、成長のサイクルを生み出すものです。
逆に考え方が、ネガティブだったり、熱意が低かったり、能力を伸ばそうとしなかったりすると、一気に結果が下がってしまう可能性もあります。
ぜひ、「考え方×熱意×能力」を意識しながら、自分自身やチームの成果を高めるヒントにしてみてください。
参考 : 稲盛和夫 オフィシャルサイト 人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

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